心理学入門2時間目「恋愛に心理学って関係あるの?」
おはようございます!
お久しぶりになってしまいました。。。
今日のお話は心理学入門の2時間目になります。
とくに今回は、恋愛に焦点をあてております。
恋愛と心理学を結びつけていこうと思います。
それではさっそく行きましょう!!!
こちら簡単な目次でございます~
人はどうして恋をするのか
そもそもなぜ、私たちは恋をするのでしょうか。
誰かを想って胸が苦しくなったり、心がときめくこともあれば、片想いや失恋で立ち直れないほど落ち込むこともありますよね。。
さまざまな思いを抱えながらも、人は恋をすることを繰り返します。
「ザルツブルグの小枝」の中で、塩を採掘した廃坑に黒い枯れ枝を投げ込むと、2ヶ月後にはキラキラ輝く真っ白な結晶に覆われるというたとえを用いて、恋愛の結晶作用と言っています。
恋愛はすべてのものをキラキラと輝かせてくれる一方でちょっとしたことで結晶が砕け散る儚いものという意味を表しています。
私たちが恋に焦がれるのは一時でもこうした美しい夢を見たいからなのかもしれません。
恋心は人間の本能的な欲求
そもそも、人は「誰かを愛したい、誰かに愛されたい」ということを自然に欲する生きものです。
人の持っているこの欲求を「愛情欲求」といいます。
アメリカの心理学者マズローは、人間の欲求にはいくつかの発達段階があると言う欲求の発達階層説を唱えています。
これには5つの段階があり、1つ満たすと次の欲求を抱くというものです。1番はじめに怒るのは食欲、睡眠欲、排泄欲、性欲などの「生理的欲求」です。
それが満たされると身の回りの安全を確保したいという「安全欲求」が生じます。それが満たされると「愛情欲求」と「所属欲求」が生じます。
これは家族や仲間との情緒的な人間関係が豊かであり、それらの人たちに自分を受け入れてもらいたいとの欲求と家庭や職場に所属して安定している生活を送りたいという欲求です。
恋愛は5段階すべての欲求に関係した欲求といえますが、愛情と所属の欲求を満たすことができます。
「好きな人を愛し、好きな人から愛され、そして二人で一緒に行動し、生活する」という欲求を満たしてくれるのが恋愛の力ということです!
成熟した大人になろうとする欲求が恋心を生む
思春期になると、父親や母親に向けられていた愛情が、親以外の異性へと向けられるようになります。
いわゆる親離れのじきです。そして、親以外の異性に向けられた愛情が恋愛へと発展していくのです。
この時期に生まれる恋愛感情には、性的成熟にともなう性衝動が影響しています。
これは生物学的に考えれば当然のことです。
動物は種を維持させるためにさまざまな求愛行動をとりますが、人間の恋愛もこれに類する行動であるといえますね。
そしてもうひとつ、恋をする理由があります。
それには自我が形成される段階において成熟した大人になろうとする欲求が高まることが関係しています。
そのため、自分にはない魅力をもつ異性への関心が高まり、自分にないものを補っていこうとする意識が生まれるのです。
こうして男性も女性も自分にとって魅力度の高い異性を恋愛の対象として見つけ出します。
何に魅力を感じるかは恋愛の進展とともに変化していきます。
恋愛は私たちの本能的な欲求でするものだからこそ、「恋に理由はない」とか、自分が成熟していく中の恋愛があるからこそ「恋する乙女は美しい」とかいう言葉が生まれてくるのかもしれないですね。
恋愛は相手のこと、自分のことを成長や変化させてくれるものです。
心理学を少し意識してより良い恋愛を目指しましょう!
少し短いですが今日はこの辺で終わりたいと思います。
それではまた!